皆さん、こんにちは。鮨畑です。
写真の3本は、私の手先となっていつも助けてくれる相棒たちです。
その中で一番印象深いのが、真ん中にある出刃包丁。この包丁を見ると、ある日のことを思い出します。
「全然だめだね」
今の寿司屋にお世話になって3ヶ月ほど経った頃のことです。
海老や貝類の仕込み、そして最終的な骨抜き、ブラックライトによるアニサキスチェック、魚種によっては皮目を炙ったり、湯通ししたり、立て塩をしたり…そうしたパートをクリアして、やっと魚をさばかせてもらえるようになりました。
ずっと「魚をさばかせてほしい」と願い出ていたので、念願が叶った瞬間でした。
そして魚をさばいた日、ベテランの方に言われた一言。
「全然だめだね。やめてもらえるかな」
ショックでした。でも、44年も生きていれば、同じようなことは幾度となく経験しています。
「3ヶ月だけ待ってください」
私はこう伝えました。
「3ヶ月だけ待ってください。3ヶ月経って使い物にならなければ、好きにしてください」
それから1ヶ月もしないうちに、何も言われなくなりました。
別の方からは「平井さんは頭が良いと思わないから…」とストレートに言われたこともあります。
飲食の現場、特にこの職場は個人主義で動きます。使い物にならなければ、まともに相手にしてもらえない世界です。誤解を招くようですが、話をすればちゃんと返事は返ってきます。ただ、そっけない返事という意味です。
今ではプライベートでも遊びに誘っていただけるようになりました。
第一印象という「武器」
正直に言います。
最初の3ヶ月、めちゃくちゃ辛かったです。いい歳をして、毎日職場に行くのが嫌で嫌で仕方なかった。
でも、どの世界に行っても最初はボコボコに叩かれてきました。よくも悪くも、それに慣れてきたのかもしれません。
私は第一印象がとても良くないタイプで、まず多くの方から嫌われます。これは事実です。
だからこそ私がやることは一つ。課題を一つずつクリアし、同じミスを二度としないこと。
それだけで評価がぐんと上がっていきます。そして、最初に私を嫌っていた人ほど、後から好きになってくれる。愛してくれます(笑)
まるで「ヤンキーが雨の中で子犬を拾う」みたいな逆転現象です。最初の印象が悪すぎる分、後半は結構楽なんです。
悔しさと怒りをエネルギーに
私のモチベーションは「悔しさ」と「怒り」です。
綺麗な言葉じゃないかもしれませんが、これが私を動かす原動力。
さぁ、今年も——いや、死ぬまで新しいことにチャレンジしていきますよ。
皆さんの2026年が、挑戦に満ちた一年になりますように。
鮨畑では、企業イベントやプライベートパーティーでの出張寿司を承っております。「本物の寿司職人の技を間近で」という特別な体験をお届けします。