ホーチミンの空気と屋台寿司、そして私の夢

皆さんこんにちは。今日は「喘息持ちの寿司職人がホーチミンの幹線道路脇で寿司を食べた話」をお届けします。なかなか日本では体験できないシチュエーションですよね(笑)

幹線道路で味わう屋台寿司〜これぞベトナムスタイル〜

この前ホーチミンを訪れたとき、私は幹線道路のすぐ脇にある屋台で寿司を食べました。バイクがブンブン走る横で、マグロ、アジ、イワシを頬張る。日本では絶対に味わえないロケーションです。

日本では絶対に体験できないロケーションですが、お寿司自体はしっかりしていて、価格を考えると"アリ"な体験でした。値段が値段なので、むしろ良いとさえ感じました。この環境で毎日寿司を握り続けている職人さんの姿勢には、同じ寿司職人として敬意を感じます。

ベトナムの空気、実はヤバい

さて、ここからが本題。ホーチミンとハノイの大気汚染、実はかなり深刻なんです。私は喘息持ちなので、この空気の中で長期滞在するのは正直キツい。でも、この街が好きなんですよね。

数字で見るとその深刻さがわかります。ハノイは東南アジアで2番目に汚染された都市で、PM2.5の年間平均濃度は46.9μg/m³。WHOの推奨基準値10μg/m³の約5倍です。時には世界で最も大気汚染が酷い都市になることもあります。

ホーチミンも2019年のPM2.5年間平均濃度は25.3μg/m³。WHO基準の2倍以上で、年々悪化している傾向にあります。これじゃあ喘息持ちには厳しいわけです。

「もう一度行きたい国」ランキングで下位…その理由は?

実は最近、ベトナムは「もう一度行きたい国ランキング」で下位に入ることがあるそうです。理由としては悪徳商法や強引な販売なども挙げられていますが、私はこの大気汚染も一因じゃないかと考えています。

だって考えてみてください。せっかくの旅行なのに、空気が悪くて喉が痛くなったり、目がしょぼしょぼしたりしたら、「また来たい!」とはなりにくいですよね。国としても「このままじゃまずい」と認識し始めたんじゃないでしょうか。

ついに動いた!2026年からの排ガス規制

そしてここに来て、ベトナム政府が本気を出してきました。2026年7月1日から、ハノイ市の環状道路1号線内でガソリンバイクの通行が全面禁止されることが決定したんです。

「え、じゃあみんなどうするの?」って思いますよね。答えは電動バイクへの転換です。規制は段階的に拡大され、2028年には環状道路2号線内へ、2030年には環状道路3号線内へと広がっていく計画です。

ホーチミンでも同様の動きがあり、2026年から低排出ゾーン(LEZ)の設置が検討されています。市内のバイクタクシーは、2025年末までに30%、2027年末までに80%を電動バイクへ転換する目標が立てられています。これはかなり野心的な目標です。

で、ホーチミンの空気はいつきれいになるの?

正直なところ、すぐには難しいでしょう。ハノイで2026年から規制が始まり、ホーチミンも同時期に動き出したとしても、実際に空気がきれいになるまでには数年〜10年程度はかかると思います。

でも、動き出したこと自体が希望です。何もしなければ悪化する一方ですから。

結論:大気汚染がクリーンになったホーチミンで暮らしたい!

だからこそ、私の夢は「大気汚染がクリーンになったホーチミンで暮らすこと」。この街の魅力は本当に大きいんです。安いプラスチック椅子に座って、氷を入れたちょっとアルコール度数の低いビールを飲みながら、活気ある街並みを眺める。あの東南アジアならではの雰囲気が最高なんですよ。

大気汚染以外の点では、私にとってとても魅力的な街。だからこそ、空気がきれいになる日を心待ちにしているんです。

余談:帰国後、鮨川で起きた奇跡の出会い

実はベトナム旅行から帰ってきた翌日、私は「鮨川」のカウンターで寿司を握っていました。そこへ偶然、ホーチミン大好き人間のお客様がいらっしゃったんです。

「ホーチミン行ってきたばかりなんですよ」
「え!?私もホーチミン大好きなんです!」

もう話が盛り上がって盛り上がって、気づいたらインスタまで交換してました(笑)。やっぱりあの雰囲気がたまらないんですよね。安いプラスチック椅子、氷入りビール、バイクの喧騒…全部ひっくるめて、ベトナムなんです。

空気がきれいになったら、もっと多くの人がこの魅力に気づくはず。その日が来るのを、私は楽しみに待っています。